はり・きゅう
「どこも悪くない」と言われた不調を、体のせいにして終わらせません。
病院で検査を受けて、異常なし。でも、めまいは起きるし、耳鳴りは止まらないし、夜も眠れない。 そう言って来られる方が、当院にはたくさんいらっしゃいます。
こうした不調は、骨格のゆがみだけでは説明がつきません。 体の調子を裏側で決めている自律神経のはたらきを診ないと、原因にたどり着けないからです。 そこに届かせるのが、はりときゅうです。
なぜ当院のはり・きゅうは生活まで踏み込むのか
院長はくまだ内科クリニックで5年間、鍼灸を担当していました。 さらに、東洋医学専門の鍼灸院でも修業しています。
内科では、患者さんの不調を体の表面だけで見ることはありません。 何を食べているか、何時に寝ているか、どんな生活をしているか。 そこまで含めて初めて、体に起きていることの筋道が見えてきます。
だから当院では、日常の生活指導から食べ物、睡眠時間まで、あらゆる角度からご提案します。 つらいところに鍼を打って終わり、にはしません。
漢方について
東洋医学の鍼灸院で学んできたため、漢方の考え方をふまえた 体質の見立てや、日常での過ごし方の助言はできます。
ただし当院で漢方薬の取り扱い・処方はしておりません。 服用をお考えの場合は、医師または薬剤師にご相談ください。
施術の実際
初めての方がいちばん気にされるのは、何本打つのか、どのくらい痛いのか、という具体的なところです。 当院の実際を書いておきます。
本数/1回に打つのは5〜10本以内です。体じゅうに何十本も並べていく打ち方はしません。
置いておく時間/刺したまま5〜10分ほど置きます。そのあいだは横になって休んでいただきます。
お灸/その日の状態を診てから、使うかどうかを決めます。毎回据えるものではありません。
本数を絞るのには理由があります。たくさん打つほど良くなるものではありません。 あちこちに刺激を入れると、体がどれに反応したのか分からなくなります。 検査で「ここ」と決めてから打つので、本数は自然と少なくなります。
痛みについて
院長がそのままお答えしているのは、この言い方です。 「基本は痛くないです。髪の毛1ミリ、2ミリ分くらい刺さるレベルです」
感じ方には人によって差がありますので、苦手なこと、こわいことは、始める前に遠慮なくお伝えください。
道具は、ごく基本のはりときゅうが中心です。はりに弱い電気を流す方法(電気鍼灸)もありますが、 当院で使うことはほとんどありません。顔面神経麻痺など神経のはたらきが関わる症状で、 その方の状態を見て必要と判断したときだけです。
顔面神経麻痺は、急性期の医科の治療が最優先です。 顔が動かしにくいことに気づいたら、その日のうちに耳鼻咽喉科または脳神経内科を受診してください。 当院は医科の治療と並行して、回復期の体の側を受け持ちます。
こんな不調を診ています
自律神経の不調
めまい・耳鳴り・眼精疲労・のぼせ・動悸。検査では異常が出ないのに、確かにつらい症状。
眠れない
寝つけない、夜中に何度も目が覚める、朝すっきりしない。肩こりや首の痛みから来ているものも含めて診ます。
冷え・むくみ・生理痛
手足の冷え、夕方のむくみ、毎月つらい生理痛。体質だと諦めてきたもの。
神経の痛み
顔面神経麻痺・三叉神経痛・帯状疱疹のあとに残る神経痛。「これは鍼」と言われる領域です。
しびれ
坐骨神経痛、手足のしびれ。神経の圧迫だけで説明がつかないものも含めて診ます。
はり・きゅうと整体、どちらを受けるのか
初回に体の状態を診てから、こちらでご提案します。 どちらかを選んで来ていただく必要はありません。料金も同じです。
痛みやしびれのように動きが関わっているものは整体から入ることが多く、 自律神経の不調や、動きだけでは説明のつかない症状ははりときゅうを使います。 両方を組み合わせることもあります。
担当する人間について
施術は院長が最初から最後まで一貫して担当します。担当者が変わることはありません。
鈴木 密正(力新堂治療院 院長)
はり師・きゅう師・あん摩マッサージ指圧師・柔道整復師/施術歴20年
くまだ内科クリニックで5年間の鍼灸、東洋医学専門の鍼灸院での修業を経て、解剖学・生理学を6年・2回にわたり学び直し。海外でスポーツ医学研修にて実際に解剖も経験(日本では医師以外できない)。
鍼灸は、本を読んで形だけ覚えたものではありません。 『針灸舌診アトラス』の共著者である山本哲齊(やまもと てっさい)先生に、6年以上にわたって直接教わりました。 山本先生はすでに引退されており、院長が最後の弟子にあたります。
あわせて、東洋医学の土台にある易学を神野英明先生から、こちらも6年以上にわたって教わりました。 内科にいたころは、脈をみる・舌をみる・お腹をさわるといった東洋医学の診方も、実際に使いながら患者さんを診ていました。
そのうえで、いまの説明の仕方についてお伝えしておきます。 施術室で東洋医学の専門語を使ってご説明することは、ほとんどありません。 「気の流れが」と言われても、ご自身の体では確かめようがないからです。 どの関節が動いていないか、どこへ神経の指令が届いていないか。 その場で動かして確かめられる言葉でお話しします。
はりは使い捨ての滅菌済みディスポーザブル鍼を使用しています。1回ごとに新しいものを開封し、使い回しはいたしません。